住宅増築工事のご相談を受けたのは、昨年。
実は住宅の増築工事は、建築基準法上難しいケースが多いです。
既に建っている住宅が現況の建築基準法に適合しているか・・?
建築基準法も改正があり、適合しているケースの方が稀です。
そういった場合には、色々なご提案方法がありますが、
今回のお客様へは、増築部を将来賃貸として使われるかもしれないとの
お話がありましたので、既存の住居とは放し、離れの建物として、
もう一棟の住居の新築をご提案させていただきました。
ただし、建築基準法上「同一敷地内に同じ用途の建物は2つ以上建てることは
不可」です。
既に住居の建っている敷地には、もうひとつの住居を建てることができません。
そこで今回は、敷地を2分割する方法をご提案させていただきました。
既に建っている住居の接道や建蔽率・容積率・高度斜線などをチェックし、
問題ない面積で既存宅と新築宅に敷地を分割しました。
新築建物は、約9坪の平屋建て2DKの住居。
それ程大きくはない建物ですが、通常の住宅新築工事と同じ流れ。
確認申請の手続きから始めました。
基礎は、ベタ基礎。
JIO保険の配筋検査も受けました。