先日から始まりました耐震リフォーム工事。
耐震診断の結果に基づいた改修工事です。
診断を行った結果、
1階が診断結果の評点1.0未満に。
1.82mと0.91mの2カ所の壁に補強が
必要となりました。
S56年以前の木造住宅で耐震診断をすると
もっと多くの補強が必要になるケースが多いのですが、
今回のお住まいは間取りや状況から壁も多く
2か所の壁で評点の1.0以上への補強が可能でした。
ただ、既存の収納扉の位置が
最も補強に有効な壁ということから、
もともと両面から使っていた収納を片側から使用する
クローゼットへリフォームする工事も同時で行うことに。
収納内部の床と壁、収納扉を撤去。
3尺部分に新しい柱を入れました。
既存の梁、柱とは地震時の引き抜き防止に
金物で補強します。
天井を壊さずに取り付けることができる通常より長い専用金物です。
既存の基礎と土台も金物で補強します。
現在新築される場合は、構造部への金物接合が必要ですが(構造計算による場合は例外も)、
以前の建物には、使われていないことがほとんどです。
新しい壁には、金物結合も重要です。